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千手観音堂 乳の霊水 国指定重要文化財

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狭間の観音としてよく知られている仏像で、像高211.2cmという大きなものです。現在は、岩壁を背にする収蔵庫に安置されていますが、かつてはここに岩屋山泉水寺というお寺があり、その本尊としてこの千手観音が祀られたといいます。像は樟材の一本作りで、頭部は小さな宝髻を結び、天冠台を彫りだし、垂髪は束ねて耳から両肩の天衣にかかるように彫りだされています。顔は張りが強く、切れ長の目に小振りの鼻、唇が表現され、全体に童顔にまとめられています。また、肩からかかる条帛(じょうはく)、天衣には軽やかな流れを見ることができます。

 合掌手は臂(ひじ)のところからつけられていて、千手観音独自の脇手は扇状の板に半肉彫りに刻まれ、光背風に作られています。  その特徴から、古様な仏像で、平安時代後期でも早い時期に作られたものと考えられています。

●豊前の名水のひとつ
泉水寺の名は、岩洞窟の左右の岸壁から流水湧水がほとばしることから名づけられたといわれています。
この水は霊水として古くから庶民信仰を広く集め、乳の出ない人がこの水を汲んでお粥を炊いて食べたところ乳がよく出るようになったという伝説が残っています。そうしたことからこの千手観音は、別名「乳の観音」といわれ、いまも毎日多くの人がこの霊水を汲みに来ます。

案内

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場   所 豊前市大字狭間
交通手段
所要時間
●JR日豊本線宇島駅下車→豊前市バス「千手観音前バス停」下車→徒歩約20分
問合せ先 千手観音保存会:0979-82-5049
料   金 無料
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